ライフキネティックについて
ライフキネティックとは、
ドイツの運動指導者ホルスト・ルッツが独自に研究開発した
「運動と脳トレを組み合わせたエクササイズ」です。
4歳以上であれば、年齢・体力レベルにかかわらず、
誰もが楽しくできるのが特徴です。
ライフキネティックは、神経細胞間に新しいつながりを作り出し〝眠っている〟能力を活性化します。このつながり(シナプス)がたくさん生まれるほど、脳の能力、柔軟性、処理速度は高くなります。ライフキネティックのトレーニングには、ストレスが軽くなり、集中力が高まり、認知機能を向上させる効果があるのです。
ライフキネティックは脳神経学、運動学などの最新研究より導き出された脳科学理論に基づいており、すでに数多くの研究所からライフキネティックに関する調査や研究の結果が出ています。ケルン大学やマンハイムメンタルヘルス中央研究所でライフキネティックの効果が証明されています。
運動をすると脳内血流が増加し、伝達物質の放出量が増えます。ライフキネティックは、運動をしながら同時に脳を働かせる原理です。
ライフキネティックプログラムの効果
ライフキネティックは楽しいトレーニングです。
子供の創造力の開発
生徒の学習能力と集中力の向上
アスリートのパフォーマンス向上
勤労者のストレスの解消・メンタルケア
中高齢者の注意力と理解力の向上・記憶力低下予防
すべての人のミスの減少
ホルスト・ルッツ
認定スポーツインストラクター・ライフキネティック創設者
ライフキネティックは、アスリートのパフォーマンス向上から、飛躍的に有名になりました。ドイツ・サッカーチームの約半数が導入しているメソッドです。 今や、ヨーロッパ諸国はもちろん、イギリス、アメリカでもライフキネティックの導入が始まり、世界各国に広がっています。
ホルスト・ルッツは、自身の運動指導の経験とその成果から、参加者が期待するパフォーマンスは、運動課題を達成することより、課題ができない状態で、できるだけ多様に行った方が効果的であるとの知見にたどり着きました。
アルペンスキーのワールドカップ・チャンピオンであるローズ・ミッターマイヤーは、ホルスト・ルッツが考案したプログラムを実践したところパフォーマンスが向上し、驚異的な成績を収めました。ライフキネティックプログラムによる動体視力の向上、反応速度の向上がもたらした結果でした。
ユルゲン・クロップ・
サッカー監督
近年の仕事で見つけた中で、一番興味を持ったもの
その後、ドイツ・ブンデスリーガ・サッカーチームのドルトムント、卓球、ハンドボール、ゴルフ、バイアスロンなどの多くのアスリートがライフキネティックプログラムを導入し、同様にパフォーマンスの向上を達成しました。
同時に、ホルスト・ルッツは教育用のプログラムを開発し、多くの教育機関の協力を得て、ライフキネティックを幼稚園、小学校の生徒を対象に試行したところ、集中力の向上、成績の向上が確認され、学習に関連する効果が実証されました。
現在では、3000人以上の保育士、教師がライフキネティック公認トレーナー資格を取得し、10分間の短時間プログラムを毎日行うことで、生徒の学習能力の向上を実現しています。
ライフキネティックは、場所を選ばず、運動強度が調整できます。
ライフキネティックの特徴は、指導者自身の身体能力に関わらず、指導内容が適正でさえあればアスリートから児童、高齢者まで、目的とする効果が実現できることにあります。また、運動強度や動きの難易度は、多様に調整できるので、屋内はもちろん、自宅、小さなスタジオから学校の机の並んだ教室、廊下まで、場所を選ばずに実施できます。
ライフキネティックは、
既存の脳トレ、認知症予防法とは異なる画期的なメソッドです。
高齢化社会の日本では、中高齢者にとってライフキネティックが認知機能低下予防、介護予防に大きな効果を発揮すると考えています。2025年に75歳を迎える団塊の世代の方々が健やかに健康寿命を延伸されることは、日本全体にとって大変重要な課題です。
ライフキネティックの総合的で独特なトレーニングにより、生涯、常に新しい課題で脳を刺激することができます。ライフキネティックは運動と生涯学習を結び付けます。さらに、視覚トレーニングが加わるライフキネティックは、他にはないトレーニングです。