わたしが考えるビジョントレーニングとは
ビジョントレーニングは、そもそも成長期に於いて、遊びを通じて無意識のうちに行われていました。
現代では、PC・タブレット・スマホと子ども達をとりまく環境は、ハイテク化していっており、視野が狭い状態でも不便なく過ごせてしまう世の中となりました。視野、眼球可動域の減少、調節の負担が重くのしかかり、そもそもの視機能が衰えてしまっています。
そこで、ビジョントレーニングの位置づけは、従来、自然に獲得していた視機能を蘇らせるためのきっかけ作りなのだと思います。スイミングスクールを通わないと泳げないという子どもが増えてきたように、眼の世界でももっと深刻な状況が子ども達を襲っているのです。
プロスポーツ選手から小さな子ども達まで
ビジョントレーニングは、老若男女問わず全ての方が対象です。眼がいい方もそうでない方も疲れを知らない高性能な眼を手に入れるための日々のケアと言えます。行うことのレベルはさておき、子どもであってもプロ野球選手であっても使う機能は同じ。ですから基本的なトレーニングは全く同じものを行います。え?同じことをしているの?と思いますよね?同じ運動でも眼の場合は出てくる効果は全員違うのです!
目の特徴と体への影響
眼は、母親のおなかの中にいる時から成長を始め、成長しきるのは8歳までと、長い時間をかけて成長させます。脳と視神経は密接な関係があるため、何を行うにも影響を多大に与える存在であることは間違いありません。
次に斜位という眼のズレがあります。斜位は約96%の方が持っており、先天性のズレとされています。そのズレがベースになりますので、自律神経や姿勢、運動・勉強能力へ影響してきます。
これらを伴い、さらにデジタル化が進むなか、眼精疲労、偏頭痛や肩こりで悩む小さな自律神経失調症から姿勢の崩れ、運動などの感覚音痴が増えてきております。
学習障害とビジョントレーニング?
メンタルの症状と眼の自律神経の影響は、非常に類似しておりADHDの症状などの判断は慎重にならなければなりません。教育の現場でもADHDの診断を受けた子どもがビジョントレーニングや視力矯正などで、通常学級に復帰した例もございます。まずはいろんな方法で調べることが必要と考えます。
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視力が良くても、視機能が整っていなければ、勉強やスポーツがうまくいかない場合があります。
プロスポーツにも導入され、パフォーマンス向上を始め、子どもたちの発育や発達障害、認知症などにも効果があると言われています。